以前、理想の経営者たれ!という所でも出てきましたが、
経営者を演じるということはとても重要な事です。
ここで言いたい事はたった一言
素の自分で経営者をやるな!
と言う事です。
あなたが人間である以上完璧と言うことはありません。
言うなれば未完成で、どこか頼りない部分、弱い部分
人間的に問題のある部分があるからこそ、人間であるとも言えます。
欠点は誰にでもあるでしょう。
もちろん僕にもありますし、その為に大切なSTAFFを失うと言う経験もしました。
あの時自分の描く理想の経営者像で会社にいたのであれば
物事に当たっていたならば、
きっと今とは違う結果になっていたのではないかと思います。
悔やみますが、今更どうなる訳でもありません。
反省はしますが
素のままの自分はなかなか変えられません。
いや、本当は変えられるのですが、変える気が無い、変えようとしていない
これもまた自分の欠点でもあるかもしれません。
だからこそ、変えるのではなく演じるのです。
理想的な経営者像と自分には大きなギャップがあるはずです。
そのギャップは言うなれば
あなたが足りていない、または大きな欠点かもしれません。
それが人間的な魅力でもある
そう考える人も多いでしょうが
それはプライベートな部分だけで十分です。
仕事上であるならば
部下にも信頼され、リーダーシップのある
有能な経営者であればあるほど、魅力的なはずですし、
一緒に仕事をする価値もあります。
しかし、素のあなたはどうでしょうか?
素の自分を自覚してみるということを宿題として
今回は終わりにしたいと思います。
経営者だけでなく、雇用者側も「求められる人材」を演じているものです。上司(会社)の視点からも、お客様の視点からも。
初めて社会人になった時の新人研修で、「あなたたちは役者。あなたたちがお客様に売るのは商品ではなくて夢です。」と言われ、今でもその言葉の意味を汲むことがあります。
私は第一印象に恵まれているらしく、接客業で自分自身「得してるな」と思うこともありました。が、「フレンドリーかつ迅速な応対」を演じている時も、お客様のことや上司のことをシビアに観察していました。
他人は変えられませんが、自分は変えられます。
大事なのはその瞬間その瞬間、どの自分を選ぶか、ではないかと考えさせられました。
投稿情報: Panasonic幸之助 | 2007年8 月 7日 (火) 18:32
コメントありがとうございます。
新人研修でその言葉を貰えたことは本当に素晴らしい事ですね。
対象が経営者のブログですが何か参考になる事があれば幸いです。今後ともよろしくお願いします。
投稿情報: 渡辺将史 | 2007年8 月 8日 (水) 01:13