言葉には力があります。
現代のシステムでは給料というのは現金手渡しではなく口座振込みです。
一説によると、このせいでお父さんの権威が落ちていったとも言われていますが
それは経営者も同じです。
一ヶ月間良く頑張ってくれた、ありがとう!
という言葉とともに渡された給料には、それなりに経営者からの
気持ちも渡されていたのですが、
給料明細が機械的に渡される、現代では、こういったコミニュケーションは
無くなってしまいました。
と同時に、両者の関係にも影響を及ぼしていると感じます。
そこで、社員との関係に、少し物足りなさを感じていた社長さんに
給料明細に一言お礼のメッセージを添えて
渡してもらう事を半年続けてきました。
最初は、照れくさく面倒くさいと抵抗もされましたが
今では、社員のことを見ていないと、書けないという心理的なプレッシャーも
良い方向に働き、従業員との関係も次第に円熟してきたように感じられます。
何より、会話が増えたのが実感としてあるようで
個人面談を従業員と行うと半年前とは印象がだいぶ変わってきたようです。
些細なツールですが、感謝を言葉で表すことが苦手な日本人には、効果覿面だったようです。
大人数の会社ではチョット難しいですが、100名以下なら
社長のやる気次第で経験上、十分実施可能です。
これは
「サンクスカード」
というツールの応用です。
本来、従業員間で
ありがとうをチョットしたメモにしてお互いに贈り合うというものですが
社内の人間関係やコミニュケーションに大きな力を発揮します。
コミュニケーションの第一歩は少し進んだ「ありがとう」からなのかもしれません。
あなたの会社でも試してみてはいかがでしょう。
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