「○○でよろしかったでしょうか?」
今回が最終回です。
今回は前回までの内容を踏まえて、なぜ接客業では
正しい日本語を使わなければいけないのか
について書いていきたいと思います。
前々回にも書いたように言葉は進化します。
言葉はこれが絶対正しいと言う普遍なものではないとは思いますが、
言葉に変化が生じても接客業というプロは正しい言葉遣いをする必要があります。
もっと言うならば、今の使われ方が正しい日本語と辞書や教科書に載るまでは
現在正しいとされている日本語を使わなければいけないのです。
これは人の心のコミュニケーションに関係します。
接客業と言うのは不特定多数の人とのコミュニケーションが生じます。
この時に交わされる言葉に違和感を覚えると、違和感を感じた方は
軽いストレスを感じます。
全人口が「○○でよろしかったでしょうか?」という言葉で
話されるのならこうしたストレスは無いのですが、
正しいと思われる日本語が存在している以上
現在「○○でよろしかったでしょうか?」は少数派です。
少数派ではお客様に違和感を感じさせない接客の確率が下がります。
これでは接客業としてプロの仕事とはいえないでしょう。
僕はストレスがクレームの温床になると捉えています。
人間はストレスを抱えると、些細な事柄にも過敏に反応してしまいます。
つまり注文を取るという行為で感じたストレスが、
クレームを引き起こす要因の一端になるのです。
ですから、接客業ではお客様にストレスを感じさせない接客が求められるのです。
これが正しい日本語で接客をしなければならない
「○○でよろしかったでしょうか?」を注文時に使ってはならない理由です。
以上の点を頭に入れ接客業の言葉の使い方を改めて見直してみてください。
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