ビジネスに役に立つ本は世の中に五万とありますが
その反面役に立たない本も５万とあります（どれとは書けませんが＾＾）
そんな中で、自分のビジネスとは違ったジャンルの体験談や手法などは
意外なヒントになったりするものです。
この所そんな本には出会っていなかったのですが
久しぶりに見つけました。
言わずと知れた浦和レッズのビジネススタイルを
相当コンパクトながら、要点を押さえた非常に読みやすい本です。
浦和レッズの経営スタイルを他クラブやプロ野球などと
比較が書かれていたり
サポーターや地域に対しての考え方は
我々のお客様に対しての考え方にも通じるものがあります。
読み物としても、レッズファンとしてはかなり面白いです！
そうそう同じような本で
というのもあります。こちらはもう少し詳しくレッズの歴史が書かれていますが
浦和レッズという企業が如何に再生したのか？
という視点でも読めますので、ビジネス書と言ってもいいかも知れません。
この２冊とも、読み手の想像力で十分ビジネスに役立ちます。
アサーションという言葉を聞いたことがありますか？
行動療法と呼ばれる心理療法の中から生まれたもので、
お互いを大切にしながら、率直に、素直にコミニュケーションとる
人との関わり方をアサーションといいます。
これは人権でもあり、経営だけでなく、人間のコミュニケーションにとって
非常に大切な考え方でもあります。
会話は相手との「キャッチボール」です。
わかってくれる人にだけわかってもらえればいいと思って
自己表現をしないでいると、
結局はわかって欲しい人にもわかってもらえなくなってしまいます。
このアサーションという考え方は、
ビジネスの場においては、とても有効なスキルでもあります。
人と関わるビジネスの場で、このスキルを全員が手にしていたとしたら
本当に円滑に物事が進むのだろうなと感じます。
中々、自身のアサーションが出来ていないのですが
経営者にとっても必須の能力です。
どうも、自分の言葉が相手に伝わっていないと感じるならば
このアサーションを手に入れるトレーニングが必要かもしれません。
このトレーニングをアサーショントレーニングといい、
コミュニケーション・スキルを向上させる1つのプログラムです。
最近では企業や学校などで、積極的に行われています。
詳しいアサーションについては、いづれ会員制ブログにて触れますが、
このアサーションを理解し、実践する良著が
です。
まずは、この本でアサーションを理解し、
出来る事から実行してみると良いかもしれません。
今回のおススメ本は
元巨人の4番、現ニューヨーク・ヤンキースの松井秀喜
言わずと知れた有名人なので特に人物についての説明は不要だと思いますが、
巨人時代からあまり、理論的な事はしゃべらない印象が僕の中にはあります。
そんな意味でも、非常に楽しみな本でしたが
「すごいな」の一言
独自に構築してきた思考法には非常に為になる要素が満載です。
やはり、どんな分野であってもその道の一流と呼ばれる人には
他人から尊敬されるべき思考や言動があるものです。
経営者が学ぶべき姿勢など、果たしてそれが同じくできるかどうかは別として
きっと得るものがあると思います。
今回のおススメ本は
プロ棋士 羽生喜治の著書「決断力」
僕が知る限り27万部以上売れている大ベストセラーなので、本好きの方はもう読んでいるかもしれません。
ただ、この本は経営の本として読むことができます。
経営者がビジネスを学ぼうと本を読む時、決まって選んでくるのが
こうすれば儲かる！とか経営学の本です。
しかし、この手の本は正直経営者の経営力を上げる為に活かされるかというと
そうは思えません。(この辺の詳しい話はまた後日)
そこで僕がおススメするのは他の分野で成功している方の、
体験談から来る、考え方つまり思考に関する事柄が書かれている本です。
その点で、この本は経営者にとって非常に重要なエッセンスが詰め込まれています。
古い世界のように思える将棋の世界がこんなにも現代的で、そして進化しているものと言う驚きもあれば、
4章には学校で教わらない現代のビジネス環境で必須の考え方が書かれています。
小難しい経営書を数十冊読むよりも、この本一冊から得られることの方が
多いように感じます。
まず最初のオススメ本です。
僕がおススメするとしたら経営関係だろうと思われるのですが、
予想に反してまったく違うジャンルからです。
特に、小学生を持つ方に読んでいただきたい本です。
作者は、あの「司馬遼太郎」
時代劇小説のイメージが強い作家ですが、
この本は唯一彼が子供に向けて書いた作品です。
短編集程度の長さで、文章も非常に読みやすい。
それもそのはず
元々は教科書に掲載されたのですが、出版社があまり有名でなく、
まったく学校で採用されなかった言わば幻の作品です。
しかし、流石は司馬遼太郎！対象が子供なのに、全然幼稚さがありません。
それどころか非常に丁寧且つ選び抜かれた言葉の連続に、
文章の卓越さ、高尚な文とはこういうものなのだと感じてしまう内容で、
大人が読んでも十分心に響きます。
読んで何かを感じ、学び取って貰えるそんな本です。
たまにはこういった本で心の洗濯をしてみませんか？
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