の続きです。
「心理経営コンサルティング」の手法
最大の特徴は心理学を根底に
カウンセラー、セラピストが持つ技術がふんだんに使われています。
特に、カール・ロジャースというカウンセラーの来談者中心療法
パーソンセンタード・アプローチというカウンセリングスタイル
の技法を用いて
クライアント(相談者)自身の問題を認識する力=問題認識力
と
建設的な考える力=思考力
を上げる、または持ってもらうということをベースにしながら
ブリーフセラピー(短期療法)の1つである
ソリューションフォーカストアプローチ(解決志向短期療法)
という心理カウンセリングの技術が際立って応用されています。
実際にはこれだけでは説明のつかない部分がありますので、折角ですから
もう少しだけ書いておくと、心理学、人間性行動学、脳科学が主体となっています。
要するにベースは心理学ですが、そこからの積み重ねと関連性には
かなり多様な学問が複雑に絡み合っています。
一見バラバラなジャンルですが、あくまで僕なりの解釈で、
これらには1つの相通じるテーマがあります。
それが、「人の行動に関わる根幹部分に関する学問」というものです。
実際にはもう少し複雑に他の学問からも、この要素を拝借しているのですが、
その辺は企業秘密ということで^^
では、なぜ、このようなコンサルティング手法が必要なのか?
今回は誕生の背景から、心理経営コンサルティングを紐解いていきます。
そもそも、どんなにビジネス手法が複雑かつ高度に進化しようとも、
コンピューターや機械がどんなに進化しようとも
人間無くしてはビジネスは成り立たちません。
例えばHPを利用した商売であっても
それは単に媒体としてHP、メールを中心としたインターネットの技術
を利用しただけであって
そこにかかれる文章などは全て人間が作っています。
そして何よりも、購入を決断するのは、それを見た人間が判断しているのです。
近年話題になった情報漏えいなども
高度なセキュリティーやシステムで保護されていたにも関わらず、
人的なミス、モラルの欠如による原因が大半です。
システムによるミスなんてホンの数%の話です。
一件別に見える商売と情報漏えいですが、全ての原因に人間がいるのです。
企業の不祥事におけるモラルハザード、倫理観の欠如など
人間の引き起こす問題の最たるものです。
ですから私のコンサルティングは人間の心に着目しているのです。
人がどう感じ、どう行動するのか
無意識、潜在意識に働きかけることにより人はどう感じ、行動するのか
人が人に対しどのような感情を与えているのか
人と人とのコミュニケーションは如何にすれば向上するのか?
こういったものが経営における思考や行動、改善、効率化
の根本的主体となっています。
このような考え方が基になって出来上がったコンサルティングだからこそ
企業における問題解決に効果があるのです。
さらに、会社は人の集合体です。
問題は人にあり、その問題を解決するのも人です。
人が動き自身の手で改善しなければ根本的な解決には至りません。
仕組みやルールはここに対して加えられるものです。
それも人に着目した、心のある形でなければなりません。
まぁ、あくまでも僕が持つ手法の1つですから
全てがこの手法で賄える物ではありませんが、
この手法を持つようになってから、相乗効果で他の手法の効果が明らかに増しました。
今回はこんな所で、続きはまた次回に
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